2015-02-28_121751

タイトルで上げた3つの言葉はよく似ていますが、正確な意味はかなり違います。

 

まずはあがり症から。これは人前でプレゼンや発表をしたり、パーティーに参加するなど、あまり親しくない人との関わりの中で発するものですが、終わってしまえば自然と症状は治まっていくものです。また、あがり症の方は、人前で何かをするという練習をしていくうちに、自然と克服していく可能性が高い症状です。

 

次に対人恐怖症、これもあがり症と似ていますが、人と接するすべての場面で恐怖を覚えるというのが大きな違いです。道を尋ねる、買い物をする、人と会話をする。こうした場面で顔が赤くなったり、手足に震えが出たり、とにかく恐怖という感情を感じるのが、対人恐怖症の特徴です。これは社会性不安障害SADの中にも含まれる症状です。

 

最後に、社会性不安障害SADにはどんな特徴があるのかについてお話ししましょう。患者の中には対人恐怖症だけを発症する人もいますし、外出先でトイレにいけない、人前で食事ができないなどの複数の症状を抱えている人もいます。

 

ただ、社会性不安障害SADの場合は何か1つ・2つ程度の症状が長年続き、改善の兆候が見られないという方がほとんどです。

 

人と関わる全ての場面に不安や恐怖を感じる、全般型の患者は少ないです。ただ、社会性不安障害SADという病名の認知度が低いので、どうしても対人恐怖症やあがり症と勘違いされやすいのです。