2015-02-28_114205

例えば風邪やインフルエンザなどの身体症状には、必ず原因があります。ウイルスに感染する、不規則な生活や過度のストレスで免疫が低下するなどがあります。では、社会性不安障害SADの場合はどうでしょうか。

 

実は、はっきりとした原因はわからないのです。ただ、社会性不安障害SADの原因の一つとして考えられているのが、脳内の「セロトニン」という物質が、他の人より少ないことです。

 

セロトニンには不安や緊張を和らげる効果があるのですが、社会性不安障害SADの患者はこのセロトニンの量が少なかったり、伝達がうまくいかないなどの問題があり、他の人よりも対人場面で緊張しやすくなってしまうのです。

 

セロトニンが社会性不安障害SADの原因であるというのは、すべての患者にあてはまるわけではありません。幼いころ、人前でものすごく緊張するような体験をした、いわゆるトラウマが残っていたり、自分に身についた性格だったり、遺伝だったりと、様々なことが考えられています。

 

自分が社会性不安障害SADになった原因は何なのか。本人はもちろん、医師でさえも、特定することは困難です。それよりも、どうしたら今の症状を改善できるか、生活の質が良くなるのかなど、治療に関することを考えた方が賢明です。

 

原因を知らなくても治療はできますし、その治療も続けていけば効果が実感できますからね。どうして社会性不安障害SADになったのかではなく、これからどうするべきかを考えていきましょう。