2015-03-31_215644

社会性不安障害(SAD)の中には、自己紹介電話に出ることが苦手という方もいます。新学期や新年度を控えた今、大勢の知らない人の前で自己紹介をすることにおびえていたり、会社や家庭で電話に出ることを怖いと感じている人も多いでしょう。

 

このように限定された状況のみに恐怖を感じ、身体症状(赤面・声が出ない・手足の震え)が出る社会性不安障害者(SAD)は多く、社会人としてできて当たり前のことなのに情けない、使えないやつだと烙印を押されてしまう人もいます。

 

残念ですが、社会性不安障害(SAD)という名称は、まだそれほど浸透していません。若い世代の中には病名を知っている方もいるでしょうが、特に年配の世代には、甘えている、根性がないという精神論で片付けようとする人もいます。

 

そうすると、電話や自己紹介もできない自分が情けないと思い込んでしまい、社会性不安障害(SAD)のほかにうつ病、パニック障害といった二次被害が発病してしまい、仕事や学業どころではなくなってしまうこともあり得るのです。

 

人前で電話ができなかったり、自己紹介ができないことは、単なるあがり症と誤解されてしまいがちですが、その裏には重大な病が隠れているかもしれないのです。あがり症なら少しずつ回数を重ねていくことで克服できますが、社会性不安障害(SAD)ならば余計に悪化してしまいます。まずは専門医の診察を受けて、治療法を探すことが大切です。